4月2日 午前の様子

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御金神社参拝

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開演前に由井大会長と豊受スタッフ全員で土地の神様、また農具などに使われる金属の神様を祀る会場近くの御金(みかね)神社に参拝いたしました。

本日は好天に恵まれました。

開演前にはこの場所でシンポジウムを開催させていただくための土地の神様への挨拶と大会の成功と安全を願って、地元の御金(みかね)神社に参拝しました。

第6回 日本の農業と食シンポジウム
自然回帰 日本再生は自然な農林業と自然な心 ― 開催

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朝早くから、スタッフ、ボランティアの皆さんが準備に参加され、シンポジウムの運営を支えた他、日本豊受自然農をはじめ、主催・協賛各団体がシンポジウムに合わせブース出展し、販売、展示、体験コーナーなどを設け、お祭りムードを盛り上げました。

開場時間になると、全国からのご来場者の方の列が出来、開演時間にまでに多くの方が集まりました。

大会長挨拶、太鼓、地球回し

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春を迎え桜の開花となった古都京都にて、「自然回帰 日本再生は自然な農林業と自然な心 -命は続く、今も未来も大切に!- 」をテーマに、第六回「日本の農業と食のシンポジウム」がスタート。

京都商工会議所3Fホールは、豊受の果実、野菜、ハーブに加え、竹や樹木のオブジェ、豊受大神様 天照大神のタペストリーが装飾され、日本の農林業と食、健康をテーマにしたシンポジウムに相応しい雰囲気の中で今回の大会は行われました。

フラワーエッセンス研究家の東昭史さんが司会・進行をつとめ、最初に、国歌斉唱が行われ、大会長である日本豊受自然農の由井寅子代表より開会のあいさつとして、今回のシンポジウムの開催意義が伝えられました。

由井大会長が農業を始めた理由として、ドイツの自然療法であるホメオパシー療法にて自身の潰瘍性大腸炎が治癒したことにより、自らホメオパシー治療家となり、ホメオパシー治療を行う中、日本ではアトピー、喘息などの食物アレルギーの方があまりにも多かったこと、そして、電磁波過敏症や化学物質過敏症などの様々な現代病、難病も増えて来ている現状において、それらはホメオパシーのレメディーだけでの対処では不十分で、食や栄養の改善、さらに心の背景インナーチャイルド癒しを含め対応していかなければ根本的な治癒に導かれない人も多かったことです。そのため、農薬、化学肥料を使わない、F1種や遺伝子組み換えの種ではない自然な種で私たちが作物を作らざるを得なくなりました。

そしてもう一つの理由は、3.11の東日本大震災で被災地を巡った際、被災者に提供されていた食が添加物だらけの劣悪なものであり、安全・安心な食が国民に最も必要と気付き、農薬・化学肥料を使用しない農業を企業として参入して大規模に行うこと、そして、化学合成の添加物を使わない安心・安全な加工食品をつくっていくことを改めて決意したそうです。

そして、そのための農業法人は、震災の起こった年(6年前)に、函南町役場、農業振興公社、それからJA函南東部の片野組合長の3団体の協力にて、設立できました。

農業法人設立後も、利益追求よりも重要なこととして、安心・安全、そして栄養があることをモットーとしてきました。「食、農業、環境、林業、魚業が衰退することが日本衰退につながって行き、ひいては日本そのものが亡国になっていくのではないか。この地球は我々の代で終わるのではなく、未来をつくる子供たちに、より良い環境を残していくためにも、この地球を、山を、森を、畑を、海を、汚してはいけない。続いていくその命を大切にすることは、すなわち自然や地球を大切にするということです。」と、今回のシンポジウム開催の意義意味は大変大きいと述べられ、今日一つでも腑に落ちることがあったら、ぜひそれをみなさんが実行に移していただきたい。心から願っていると話されました。

そして日本豊受自然農の自然な種の自然農から始まる六次産業化の取り組みが映像で紹介されました。

恒例となっておりました由井大会長による陣太鼓に代わり、今大会は、由井大会長による豊受の和太鼓の見事な演奏からスタートしました。太鼓演奏家の大元組の稲垣優氏、日本豊受自然農 村木氏も加わり和太鼓の連打が披露されました。

和太鼓の一打一打が会場全体に響き、会場内では力強い太鼓の振動を体感しました。

太鼓はこの日の為に福井の職人が1本の欅(けやき)の原木からくりぬいた一木造りの二尺の長胴太鼓。太鼓の音が会場に響き渡り、不浄なものをはらい、健やかに生きられるようにとの願いがこめられたものでした。

最後に、この地球の自然回帰と再生、未来へ命を繋げ、よりよい地球をとり戻すために、皆ができることをここから発信していけることを願いつつ、由井大会長より地球ボールが会場に向かって投げられ、会場の皆の気持ちが込められた地球ボールは再び檀上へ戻され、今大会がスタートしました。

今回来賓として参加の山本幸三内閣府大臣の特別顧問をつとめ、農商工連携に六次産業化での日本再生と地方創生に尽力されている船津準二氏、広葉樹の森林保護を実践する正プラス代表の稲本正氏、日本古来の薬草栽培の復興に取り組む信州大学特任教授の小谷宗司氏、各々の紹介と挨拶がありました。

事例発表:
中西 さやか氏(ホメオパス、日本ホメオパシーセンター大阪なんば、美容家・エステティシャン)
「カレンデュラハーブ蒸しとホメオパシー併用で改善した複数のケース」

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不健康な生活をしていたモデル時代を経て、卵巣嚢腫がホメオパシーで治癒し、子供も授かった経験から、自然療法に転じ、今では自然農にも手を染めている中西ホメオパスが、ご自身のサロンでとりいれているカレンデュラハーブ蒸しで大変効果のあった数々のケースを紹介しました。

生理不順や生理痛などの月経の問題、便秘の問題、発汗の問題がたった1回、または定期的なカレンデュラハーブ蒸しの活用で劇的に改善したケース、またホメオパシーの健康相談との併用で、デトックスの相乗効果によりアトピー・肌荒れ・体調不良などの症状も大幅に改善したケースを次々と共有してくれました。

老廃物を排泄することで、いかに心も体もすっきり軽くなるか、心身にいらないものを捨て去って自然な状態に戻すことで、真の健康と生活を手に入れる方法として、カレンデュラハーブ蒸しの素晴らしい効果を自身の体験から語っていただきました。

事例発表:
西田 つや子氏(ホメオパス、日本ホメオパシーセンター川崎野川、宮前お産宿えん助産院 助産師)
「健全な妊娠・出産・子育ては安心・安全な食事から~母から胎児や子へ「味の伝達」がされる~」

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助産院を開業し、多くの命の誕生をサポートしている西田つや子ホメオパスは、妊娠・出産を通しての食の大切さを訴えました。

助産院でのお産は病院とは違い、薬や器具を用いない自然のお産。妊産婦が健康であることが大前提であり、それだけに妊娠中の身体づくりには何より気を使うとのこと。とりわけ食べ物は重要で「できるだけ自然の食品をバランスよく食べ、生活リズムを整えて、適度に身体を動かすこと」をポイントに指導をおこなっています。

数多くの出産を見てきた経験から西田ホメオパスは、母親から子へ「味覚の伝達」がなされることが分かったといいます。つまり、母親が食べたものは、妊娠中は臍帯から羊水を通じて、産後は母乳を通じて子へと伝わり、子どもは胎児のうちから母親の飲食物の味や香りをしっかり感じているということ。それが赤ちゃんの味覚・嗅覚の成熟に大きな影響を与え、誕生後の食の好みを左右することが実験結果からも明らかなのだそうです。

西田ホメオパスは「妊娠中から授乳期にかけて、お母さんの食生活はたいへん切実な問題。乳腺炎など母親自身の症状にも関連してくるので、何をどう食べるかが問われます」と指摘。個々の症状にはホメオパシー・レメディーが大いに活躍し、どれほど感謝してもしきれないほどだと述べました。

西田ホメオパスはまた、母乳育児の重要性を強調。「人工栄養がどれほど声高にその効能を語ったとしても、母乳に取って代わることは絶対に不可能。より強く賢く質の高い肉体をもつ人間として後世を担う人材を育てるには母乳育児は大きな役割を果たすことになる。安心安全な食を通して、よりよいお産をして、母乳育児を成功させていただきたい」と締めくくりました。 柔らかな語り口から、命をつなぐ現場に携わる人のあたたかさと強さが感じられる発表でした。

事例発表:
宮崎 日出子氏(ホメオパス、日本ホメオパシーセンター熊本武蔵ケ丘、宮崎助産院 助産師)
「熊本地震被災地から 農、食、心と健康改善へのレポート」

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宮崎氏は生まれ育った九州の熊本の自然の営みの一つとして、地元の阿蘇山がもたらす、自身や台風などの現象を自然の中の一つとして、体感してきたものであったこと、そして、そういった歴史のなかで、この度、大地震となり多くの被災者がでることとなった2016年4月14日に起こった熊本地震に接して、地震直後~自立支援に向けて支援の変遷をまとめ発表しました。

第一段階恐怖、第二段階、体育間での支援、第三段階自立支援へ向けての援助、第4段階、在宅に向けての支援、第5段階、新生活の場づくりへの支援、仮設住宅への指導支援とし、ホメオパシーがさまざまなところでその援助となったことを触れ、そして、いろいろなことを体験し感じ取っていく作業が大事であると伝えられました。

それは、困難があればあるほどそれを乗り越える力ができていること、困難を困難と認識せず、必ず乗り越えられるものであり、困難=恐怖=つらい=どうしようという負の連鎖は行ってこないと体験を述べられました。

地震はいつ起こるかわからないので、体感できる施設などで自分の身体で体験してみることにより、落ち着いた対応をしていくことができるということを伝えたいとし、この度の熊本地震で多くの支援をいただいた皆様へ感謝の気持ちが伝えられました。

■日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)活動紹介-DVD上映-
昨年11月のJPHMAコングレス(年次学術大会)の様子が紹介されました。今年のコングレスは11月開催予定です。

事例発表:
東 昭史氏(ファーイーストフラワーエッセンス協会理事長、フラワーエッセンス研究家 )
「森の木々による心の癒し~日本のフラワーエッセンスの研究」

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フラワーエッセンスはイギリスの医師、エドワード・バッチ博士が、1930年代に開発した植物療法です。

現在、東先生により、日本の植物でフラワーエッセンス(ファー・イースト・フラワーエッセンス)の研究開発が進められています。ファー・イースト・フラワーエッセンスは21種。それ以外にも、性質を調査しているものが10数種あります。

今回は、調査中のフラワーエッセンスから、日本人にはおなじみのサカキをはじめ、オオバヤシャブシ、ミズキ、ヤマツツジなども簡単に紹介されました。

サカキは古くから神がおりる依代(よりしろ)とされ、神事に用いられています。サカキのフラワーエッセンスの性質については、現在、調査中の段階とのことですが、神事に用いられるだけあり、私たちの心を清めてくれる力があるようです。

過去の苦しさやつらさ、重圧、痛み、悔しさなど、心の中のわだかまりが拭えず、葛藤する人に、それを一転して光に変えるような力が、サカキにはあるのではないか。新たな自分に生まれ変わるとき、人生の再出発をするとき、サカキは古い自分を一掃してくれるかもしれない。というようなとても興味深い発表がありました。

なお、東昭史先生が研究している「日本の花のフラワーエッセンス」のマテリアメディカは、CHhomのホームページで紹介されており、現在9種類の特徴が紹介されています。

休憩時間を利用して主催・共催団体 日本豊受自然農、CHhom、インナーチャイルドセラピスト協会、ホメオパス耀きの会からのブース紹介がありました。

来賓発表:
高野 弘之氏(自然派小児科医 医療法人豊受会 豊受クリニック院長)
「健康に生きるための食と医療とは」

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長崎県離島の総合病院で小児科医をしていた高野医師は、自然の豊かな島でも島民が薬の使い過ぎで逆に健康を損ねて病院依存になっている事実を目の当たりにし、人を本当に健康にする医療、特にこれからの時代を担う子供たちを真に健康に育てるために、「母子手帳のわな」(今回のシンポジウムでも販売)という著作を最近発刊されました。

本日の講演では、本書の中から、母子手帳に載せられているスタンプラリーのようなワクチン接種欄、乳児を母乳から引き離し早期離乳食を勧める表記などを挙げて問題提起し、ちまたに数多くでまわっている育児雑誌や離乳食の宣伝なども含め、商業主義的なコントロールの罠があることを説明。子どもたちが本来持つ本来の力を信じ、自然に従った育児法の大切さを訴えました。

腸内常在菌のバランスをベストな状態に根付かせるために、乳児には常在菌バランスが決定される生後10カ月までは母乳のみを与えること、不必要な抗生剤は取らせないこと、味の濃い離乳食を生後5-6カ月ごろから与えることの後々に対する影響など、食べものの内容のみならず、食べ方の大切さについても強調されました。

適切な食事を与え、不自然なワクチン・薬は与えず、子供が本来持っている自然治癒力=免疫力を信じ、その本能に任せる事で、健康で子育てが楽な子供に育つことを、ご自身の二人のお子様の子育てで実践されたお話や、現代医学はAnti(抗)医学一辺倒の対症療法であるが、大切なのは菌に対抗できる自分の土壌、腸内常在菌なのだから、子供が汗、尿、便、発疹、発熱、鼻汁、咳などを出せる力を高める事が本来の医療であること、現在ではあまり教えられなくなった、シュバイツァーの「どんな人の中にも内なるドクターがいる。内なるドクターが働くチャンスを与える事が医者の本領である」という言葉を挙げて、自己治癒力を信じる事が大切と強調されたことが大変印象に残る発表でした。

事例発表:
米丸 輝久氏(日本豊受自然農(株) 北海道洞爺農場 農業従事者)
「洞爺農場での自然な種、自家採種の農業実践レポート」

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日本豊受自然農の北海道・洞爺農場リーダー、米丸輝久氏が、自然な種を使ってどのようなサイクルで栽培をおこなっているか、一年を通じた活動の様子を発表しました。

冒頭、農場風景の映像が紹介され、季節の花々やハーブの広がる丘、ゆたかな湧水、夏恒例の農場ツアーで賑わう様子などが映し出されました。
(今年の洞爺ツアーは 7月29日、30日開催予定です)

丘の斜面の原野を一から開拓して始まった洞爺農場の活動も10年を超え、今や一年草、多年草、ジャガイモ、自生の植物など、ハーブ類を中心に多くの植物が育つようになっています。 洞爺農場は平均気温が低く、1年のうち3カ月間は雪に閉ざされ、農繁期は4カ月ほどしかないという農業には厳しい条件ながら、温室を利用した育苗など植物に合わせた細やかな工夫を重ねて徐々に収量を上げてきました。

「自家採種を何年も続けていくことで植物自身がその土地に適応していく」と米丸氏。厳しい自然環境での栽培は当初はまったくうまくいかなかったそうですが、それでも何とか取れた種を翌年蒔くことを年々繰り返すうち、だんだんと良い作物がとれるようになっていったそうです。

良い種を選んでおくと、その性質が次世代に引き継がれ、土地に適応した良い作物を実らせるようになる......これは年月をかけた体験がもたらしてくれた智恵。周りからは「野菜を作っているのに食べずに種を取るだけ?」などと言われながらも地道に続けた取り組みが、まさに実を結びました。

米丸氏はまた、「固定種には個性があって、まったく同じ育て方をしていても味や形に違いが出る」とも。固定種のスイカには、甘さだけではないなんともさわやかな美味しさがあって、数値ではあらわせないその風味こそ固定種の魅力だといいます。

「農薬や化学肥料を使わなければ作物が育たないというのは、そういうものの助けを借りなければ育たない植物を育てているから」「自家採種のよいところは、自然に逆らうのではなく、自然に淘汰されながら植物自身が自らの力で環境に順応していこうとするところ。これこそが環境に害のない持続可能な農業」と語りました。

会場内の豊受自然農ブースには、紹介されたハーブや野菜の自家採種の種がバラエティ豊かに並び、寄付頂いた方には、これらの種が分けられました。

【配布された種】
アマランサス キュウリ(霜知らず地這胡瓜) ゴボウ ズッキーニ ホーリーバジル マイクロトマト(豆トマト) マクワウリ ステラミニトマト カボチャ(カンリー、天狗鼻の掛け合わせ) カレンデュラ スイカ(ウリコヒメ) ナス(早生真黒茄子) ピーマン(さきがけピーマン) ルータ オレンジジェムマリーゴールド ヒマワリ 中玉トマト(ボニータ) コーンフラワー など。

事例発表:
齋藤 光氏(日本豊受自然農 函南農場(静岡県)農業担当)
「快眠ハーブ枕の商品化とニッキ、ムクロジなどの活用、どんぐりのプロジェクト」

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齋藤氏は、豊受自然農の野菜やハーブ、森の自然が与えてくれる素材から、日々さまざまな商品の企画を行って商品の開発をしており、豊受自然農だからこそ提供できる「癒しの商品」について紹介が行われました。

快眠ハーブ枕には、乾燥したハーブ、そして、豊受自然農産の江戸時代からの米である朝日米のもみ殻が入っています。ハーブ紹介として、ホーリーバジル、カレンデュラ、ハイペリカム、シソ、人参の種。そして、生地にもこだわり、オーガニックのコットンとイラクサを使っています。

この商品はぐっすりとよく眠れると販売から多くの声もいただいているとのこと。

また、快眠ハーブ枕やアイピローは、3月8日の国際女性デイの日、日本で開催されたイベントのゲストスピーカーとして出演した由井大会長から、同じくゲストスピーカーとして出演した安倍昭恵内閣総理大臣夫人へプレゼントされたエピソードも紹介されました。

また、豊受自然農産の農薬・化学肥料を使用していないへちまから採取しているへちま水は豊受自然農が自社工場にて製造販売している豊受オーガニクス化粧品の自然化粧水を作っているということで、材料から製品まで一貫して安心・安全を提供できる豊受の化粧品は、購入した多くの方々が、リピーターのお客様となっているとのことです。

ニッキやへちま、紅花、ダイダイなどがはいったお茶の製品化をすすめ、本日、シンポジウム開催記念として「豊受自然林 めぐみ茶」が、シンポジウム会場にて、新発売をされています。

また、ムクロジの実とつかった商品の活溌に触れ、このムクロジの意味は、漢字の「無患子」そのままの意味で、「子供がわずらわない、病気をしない」というもので、昔はこの木を多く植えていたこと、自然の木々が提供してくれる恵があり、そういった恵みを自然に生活に取り入れていたということでした。

こういった遺伝子組み換えでない種や農薬や化学肥料などの化学品を使わない本当に自然な素材であるハーブや野菜、森の命のもつ力を説明され、その商品が開発された良さが伝えられました。

最後に、これら商品開発に携わるにあたり、昔の山林の森のように、本来の生態系を戻していくことが大切であると、齋藤氏自身、リス アカネズミ ヒメネズミなどの小動物が好む「ムクロジ シラカシ」の木、サポニンが出ていてどんぐり実が苦く鳥が見向きもしない木の栽培に取り組んでおり、「リス アカネズミ ヒメネズミが沢山増えると森に鷹鳶ハヤブサなどの猛禽類が増えると思います。猛禽類が増えるとカラスや鳩が山から減り、猪や猿が山から降りなくなると思います。山の共同体(バランス)がとれると昔の山にもどり良いと思います。これから自然林を保護、守っていく事業も豊受で行い、昔のような豊かな山林に戻っていったらよいなと考えています。」と発表を締めくくりました。

来賓講演:
佐野 孝志氏(東京大学大学院 森林利用学研究室研究員 NPO法人グリーンネットワーク理事長)
「竹林は地域の宝だ!」「放置竹林再生 厄介者の竹が宝の山に!竹乳酸菌含む竹の農業、畜産、食品への活用」

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【副題】竹林を整備して、竹粉の植物性乳酸菌と植物性ケイ酸の高度・多段階利用により、農業・食品・工業製品の広範な分野への活用し、地域バイオマス活用事業を創出する。

東京大学大学院に籍をおき、またNPO法人グリーンネットワーク理事長でもある佐野氏は

・農林漁業の復活により、日本の美しい自然を復活
・資源を大切にしてゴミの山をなくす
・枯渇する資源の再利用、代替方策
・循環型、持続可能型社会の形成
・メンバー参加型の目的共有ネットワークの創出
・農業の6次産業化

を念頭に置き、竹を資源として高度循環利用するために、日々、研究、実践を積み重ねられています。

まず、現在、竹が25%以上を占める竹野原、竹林面積はどんどん広がっており、竹林が農地や森林を浸食する放置竹林の問題が大きな問題になってきているにもかかわらず、国内でのタケノコ生産は減少傾向にあり、逆に中国からの輸入が国内生産の7倍になっている状況を説明し、竹、竹林の有効活用を行う六次産業創出と放置竹林対策の必要性を訴えました。現状では竹資源を利用して竹チップへの加工はすでに行われているが単価も安くビジネスとしては成り立っていない現状、イネ科である竹のケイ酸(二酸化ケイ素)、特徴ある竹の驚異的整腸を支える乳酸菌がグラム当たり50億も生きているという特徴を活かした、乳酸菌発酵を続ける竹粉の製造法を開発し、その可能性、利用法を模索しているご自身の活動を紹介されました。

また300μ(ミクロン)の竹粉を農作物に撒く事で土壌改良剤として様々な特長が実証され、甘みのある美味しい野菜の生産や収量アップが可能なこと(※函南農場では昨年から乳酸菌発酵の竹の粉を使った実験栽培や堆肥づくりの材料にも加えた共同研究に取り組んでいます)、仔牛の飼料に3%ほど加えることで胃腸の働きをアップし、健康で優良な成長を遂げ、家畜やペットの排泄物の臭いも減り、環境にも良い畜産、ペット分野への利用、さらに粒子を細かくした50~100μの二次粉末は化粧品や食品に応用で、エキス化することで化粧品に入れ、ケイ酸を豊富に含む乳酸発酵竹粉の特徴である皮膚を滑らかに美しく保つなど様々な特長があることから豊受自然農の化粧品にも現在使用されています。

また、プラスチックに混ぜて表面は柔らかいが耐熱性に優れたバイオマスプラスチック製品の製造といった工業分野での幅広い適用例など、将来に向けて、竹林を整備し、竹を100%活用したビジネスを支援して地域おこしをしていきたいという思いを熱く語られました。

昼食、出展ブースの様子

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昼食のお時間、皆さんお待ちかね、NON GMO&オーガニック、そして美味しいと評判の豊受味わい弁当の提供が行われました。

★NON GMO豊受味わい弁当 プロジェクト!★

参加者の健康を一番に考え、旬で栄養ある豊受野菜をふんだんに使った豊受味わい弁当は、前日夜、函南農場加工場にて参加者の皆様の健康を願って丹精込めて今年は「NO MEAT 肉なし魚菜弁当」での提供となりました。

ご飯は、自然栽培の朝日米、現在日本で流通しているお米の中では、モチ米系の品種との交配がない品種のため、ササニシキなどともに、血糖に配慮した健康米として知られ、その朝日米の七分つきに、多くのミネラルが含まれている無農薬の朝日米の米糠(ぬか)をまぶしました。

お飾りの意味を含め、豊受在来種赤カブ甘酢漬けなどの薄切りをお祝いの席の弁当ということで、ご飯の上に飾りました。

おかずは豊受の在来種の大根からつくった切り干し大根のベジタブルハンバーグ、ソースはほめ補酵素や豊受の健康油なども入った特製ソース。在来種キャベツのコールスロー。天然のサバ味噌 (豊受黒大豆味噌使用)。

煮物は、里芋、人参など豊受の旬な野菜や自然栽培コンニャクなど、プラス旬な農場の葉物野菜のサラダ、豊受在来種の野沢菜付け、自然な甘味、桜さつま芋だんご、豊受在来種の小松菜原種のおかか和え、NON GMO飼料で育てた鶏の有精卵卵焼き、豊受在来種野菜の菜の花のお浸し、味噌汁は豊受在来種のジャガイモ入り、味噌は豊受黒大豆味噌。もちろん塩、しょうゆ、油など調味料の安全安心にこだわっています。果物は自然栽培の湘南ゴールド(みかん)がつきました。

アトラクション:「豊受太鼓演奏」

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